スルガ銀行問題で監査法人は責任問われていないのがおもしろい。
ニュースで最近よく出ているスルガ銀行問題。
第三者委員会報告書がでており、読み応え抜群で面白そうなのですが、あまりに長いので読めていません。
日経等の特集で読む限りは、エビデンス偽造等で不正融資を行っていたようです。
ちゃんと審査できていないということで、融資の回収可能性に問題があることになります。監査要点としては、債権の「評価」が問題になります。
当然、これの評価がちゃんとできていなかった監査法人にも責任ありそうなもんですが、今のところ問題にはなってないですね。(ちなみに新日本ですね。運が悪いのか、なんなのか。)
過去からの訂正報告書やJSOXのことを考えると、監査法人の担当者はつらいでしょうね。
銀行審査部で融資先の通帳を預かることはないでしょうから、保管する資料は当然コピーになってしまうので、監査法人が原本を確認することはできないでしょう。こういう場合に、なにを確認することで審査の適切性を確認できるのか。。
こういう不正は、シンプルなのですが、財務諸表データだけを眺めるAIで検出することは困難そうです。